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社員インタビュー エンジニアリングマネジャー アグルワール・ゴパール

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社員インタビュー エンジニアリングマネジャー アグルワール・ゴパール

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私たちの会社の魅力は、社員一人ひとりのストーリーに凝縮されています。年齢、経歴、役割は違っても、全員が共通の目標に向かいながら、それぞれの個性を活かして活躍しています。

ここでは、飾らない「働くリアル」と、彼らがこの会社で何を見つけ、何を大切にしているのかを聞きました。


アグルワール・ゴパール

経歴
2016年 インターンシップに参加
2017年 入社 ソフトウェアエンジニア
2019年 ソフトウェアシニアエンジニア
2021年 テックリード&エンジニアリング スーパーバイザー
2024年 エンジニアリングマネジャー兼プロダクトマネジャー


自己紹介をお願いします。

東日印刷株式会社 T-NEXT本部で、エンジニアリングマネジャー兼プロダクトマネジャーを務めておりますアグルワール・ゴパール・クリシャン(Gopal Krishan Aggarwal)です。

2017年にインド工科大学マンディ校(IIT Mandi)を卒業後、東日印刷株式会社には新規IT事業の立ち上げメンバー、ソフトウェアエンジニアとして入社しました。要件定義からリリースまで、複数のウェブおよびモバイルアプリの開発を主導してきました。 その一つである名刺管理アプリ 「ネクスタ・メイシ」 は現在 850社以上 の企業様にご利用いただいています。

東日に入社した理由を教えてください。

正直なところ、大学卒業後に日本で働くことになるとはまったく想像していませんでした。

転機になったのは、大学3年生のときに参加した 2ヶ月間の日本でのサマーインターンです。大学では海外、特に日本でのインターンは非常に珍しく、「日本は技術の最先端の国だから挑戦してみたい」と応募し、幸運にも選ばれました。

東日でのインターン経験は期待を大きく超える素晴らしいもので、仕事の環境も、人の温かさも、日本での生活もすべてが新鮮でした。

インターン終了後に東日から内定をいただいた際、入社を決めた最大の理由は、「ゼロから新しいITビジネスを立ち上げる」 という挑戦に参加できることでした。まるでスタートアップのような環境で、若手でも大きな裁量を持ち、プロダクトに深く関われる点が非常に魅力的でした。

また、インターン中に、同時期にインターンをしていた同僚と一緒に開発したウェブスケジューラーを、実際に社内で業務利用してもらえたことから、「この会社は本当に私たちの技術を信頼してくれる」 と強く感じたことも決め手になりました。

SaaSをゼロから開発するうえで、最も大変だったことは何ですか?

私たちは新卒だったので、当時はエンジニアとしての実務経験はなくゼロからのスタートでした。さらに、先輩エンジニアもいなかったので、OJTなどもなく、すべて自分で考えながら進めていきました。
そのため、

  • 数千社規模でスケールできるソフトウェアアーキテクチャの設計
  • AWSを中心としたクラウドインフラやセキュリティの学習
  • iOS/Androidのモバイルアプリ開発
  • (デザイナー不在の中で)UI/UXデザインまで自分たちで実施
  • 全ての業務要件を日本語で理解するための語学学習

など、本当に多くのことを自分たちで学び、試行錯誤する必要がありました。

その後、後輩エンジニアが増えてくると、育成やタスク管理という新たな課題も生まれました。ここでは Scrumフレームワーク を導入することで、チーム全体の生産性向上につなげることができました。

特に初期の頃は多くの失敗も経験しましたが、前向きに問題に向き合い、すぐに改善し、同じミスを繰り返さないという姿勢を徹底することで成長につなげることができました。

ここまで挑戦する場を与え、成長を支えてくれた東日には、本当に感謝しています。

ネクスタ・メイシを開発するうえで、どのような考えを大切にしていましたか?

名刺管理アプリを開発するミッションが与えられた時に、既に市場に数多く名刺管理アプリが存在していたので、単純に同じような名刺管理アプリを増やすのでは意味がないと思いました。

そこで、ネクスタ・メイシが勝てるポイントとして
①高い名刺読み取り精度
②誰でも使えるシンプルで分かりやすいアプリのデザイン・操作
の2点に集中しました。
ただ、日本の名刺は、

  • 縦書き
  • 電話番号・住所の漢数字
  • 旧字体の使用
  • 多種多様で創造的な役職名や氏名

など非常に難易度が高く、これらをシステムで正確に読むには膨大な学習が必要でした。数年かけて改善を続けた結果、現在は約95%の精度を実現できています。誤認識があった場合でも、AIが候補を提示するため、ユーザーの補正作業を大幅に削減できています。

デザインや操作性については、グーグルアプリのデザインが好きで、グーグルが提供するマテリアルデザインをベースとした、直感的で迷わない操作性を追求しました。

また、セキュリティはすべての機能の根幹にあり、企画段階から常に最優先で設計してきました。

競合が多い中で、ネクスタ・メイシが市場で存在感を示せている理由は?

まず第一に、非常に高い名刺読み取り精度だと思います。

この精度により、ユーザー自身が実用的に使えるレベルで名刺情報を自動化できています。
競合の中には、人間オペレーターが名刺を補正するサービスもありますが、その分人件費が発生するため、価格は高くなりがちです。また、AIが数秒で名刺をデジタル化できるネクスタ・メイシと比べると、オペレーター経由では名刺情報が反映されるまでに時間がかかります。

ネクスタ・メイシはAI主体で自動化しているため、1ユーザー月額660円という、主要サービスの中でも最安レベルの価格帯を実現しています。「必要十分な機能を、できるだけ手頃な価格で提供する」というコンセプトを一貫して守ってきました。

また、初期の頃から毎日新聞社様をはじめ、印刷事業で長年お付き合いのある企業様に導入いただけたことも、大きな追い風となりました。近年はマーケティングの強化や、既存ユーザー様からの口コミ・ご紹介によるお問い合わせも増え、安定したペースで利用企業が拡大しています。

ネクスタ・メイシが提供している価値について、具体例を教えてください。

アナログの名刺管理では、目的の名刺を1枚探すだけでも数分かかることがありますが、ネクスタ・メイシなら、社名・氏名・部署・タグ・メモなどから数秒で検索できます。

データはクラウドに保存されているため、オフィスでも出張先でも、自宅でも、PC・スマートフォンから同じ情報にアクセスできます。名刺データを同僚と共有すれば、「社内の誰が、社外の誰とつながっているのか」を可視化でき、名刺が個人のものから「会社の資産」へと生まれ変わります。
また、スマートフォンに着信があった際に、登録済みの名刺データから相手の氏名・会社名を自動表示する着信表示機能も好評です。

現在、ネクスタ・メイシは四半期ごとに二桁成長を続けており、製造業・インフラ・IT・大学・NPOなど幅広い業界の850社以上に導入されています。

解約率は月間1%未満と非常に低く、2023年・2024年には「ASPICクラウドアワード」で2年連続して社会貢献賞を受賞し、さらに「ITreview Grid Award 2025 Fall」では名刺管理部門の「LEADER」を3期連続で受賞するなど、第三者からの評価も高まっています。

今後、ネクスタ・メイシで挑戦していきたいことは?

ネクスタ・メイシは名刺管理の基本機能がかなり成熟してきたこともあり、ここ数年は名刺データを基盤としたメール配信機能や案件・商談管理機能など、営業活動全体をサポートする機能の拡充を進めています。

また、Salesforceやkintoneといった外部SFA/CRMとの連携も強化しており、2025年11月には名刺データを他システムからも扱える「公開API」機能もリリースしました。
今後は、経産省のgBizInfoなど公開企業データとの連携も進め、名刺をスキャンするだけで最新の企業情報まで自動的に整う──そんな世界を目指しています。

将来的には、個々の企業にとって使いやすい「軽量なCRM」でありながら、kintoneやSalesforceなど既存のSFA/CRMの拡張としても使える名刺管理プラットフォームへと進化させていきたいです。

入社から8年間で、会社のどんな変化を感じましたか?

2017年に入社してから、東日印刷では本当に多くの良い変化を経験しました。まず、T-NEXTのオフィスをはじめ、社内のさまざまなエリアがリニューアルされ、フリーアドレス やリラックスルームが導入されました。

コロナ禍をきっかけに始まった在宅勤務やフレックスタイム制度も、現在まで続いています。
また、私たちは東日で初めての外国籍社員でしたが、今では4カ国以上のスタッフが働くグローバルな環境に進化しています。

さらに、70年以上続く新聞印刷会社が、IT事業を立ち上げ、自社SaaSアプリを開発・運営する企業へと変化したことは、会社全体として非常に大きな進化だと感じています。
当時の武田社長は「社員の誇りとなる会社でありたい」という考えのもと、働きやすい環境づくりを積極的に推進してくださり、その姿勢は今も受け継がれています。

8年間を振り返って、東日に入社して良かったと思いますか?

23歳で日本に来た私にとって、東日は“日本の家族”のような存在です。

マネジャーの岩本さんには毎年お正月や足立の花火大会にお招きいただいたり、先輩方には伊豆旅行、スキー、いちご狩り、ハイキング、釣りなど、たくさんの経験をさせていただきました。 2019年には、当時の武田社長と西川専務が、私の家族を越中島の本社に温かく迎えてくださり、父は今でもその日のことを大切に覚えています。

技術者としても、東日は最高の環境だと感じています。 私たちがゼロから作ったプロダクトを信じ、外部企業へ販売してくれたことは、何よりも大きなモチベーションになっています。 この環境のおかげで、私は新人エンジニアから、主要SaaSプロダクトを率いるエンジニアリング&プロダクトマネジャー へと成長することができました。
心から、東日に入社して良かったと思っています。

最後に、東日を目指す方へのメッセージをお願いします。

東日は、社員との絆をとても大切にする会社です。
みなさん本当に優しく、温かく、そして挑戦することを恐れません。ここ10年で新規事業を次々と立ち上げてきたのは、その証だと思います。

T-NEXTのチームは少数精鋭でアジリティがあり、一人ひとりの裁量が大きく、自分の仕事が会社に与えるインパクトを実感できる環境があります。きっとあなたも、ここでなら自分の専門性を発揮しながら、大きく成長できるはずです。

ぜひ一緒に、新しい価値をつくっていきましょう。

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